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[SDGsな取り組み40] 03 環境にやさしい焼却炉を開発 (株)トマス技術研究所

2023/04/01

株式会社 タイムス住宅新聞社

03 環境にやさしい焼却炉を開発 (株)トマス技術研究所


ウミガメの保護に取り組んでいる「CHURAMURA(ちゅらむら)」に賛同して行っているビーチクリーン。奥にあるのが持ち運びできる「モバイルチリメーサー」

超低公害焼却炉「チリメーサー」シリーズの開発、製造販売を手掛ける(株)トマス技術研究所。代表取締役の福富健仁さんは「独自開発の自動制御運転により煙の発生を抑え、高温で焼却することでダイオキシンの発生も基準値を大幅に下回っています」と説明する。

同社はチリメーサーを活用したビーチクリーンにも取り組んでいる。「4トンユニック車で運ぶことができるモバイルタイプをビーチの近くまで持って行き、回収した漂着ごみをその場で焼却しています」と福富さん。

また、ごみを燃やすだけでなく、その熱を利用して温水・温風・蒸気を生成するチリメーサーも開発している。お湯が必要な寒い地域、ビニールハウス、介護施設などでの利用が期待できる。

そして今、同社が開発に取り組んでいるのは、ごみを燃やした熱を利用する発電型。ごみ問題が深刻化している発展途上国では電力が不安定だったり、電気が通っていなかったり、生活インフラが整っていない地域もある。福富さんは「ごみ問題も解決しながら生活インフラを整備する。これはわれわれのような技術開発企業にしかできないことだと思う。世界のごみ問題にも力を入れていきたい」と抱負を語った。

(株)トマス技術研究所
うるま市勝連南風原5192-42
電話=098・989・5895


(株)トマス技術研究所

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