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[創立40周年記念 企業インタビュー・私たちの創意工夫]さくがわクリニック 佐久川貴行 院長

2023/04/01

株式会社 タイムス住宅新聞社

タイムス住宅新聞社で発行している媒体「週刊タイムス住宅新聞」「週刊ほ~むぷらざ」に関わる企業のトップやキーマンに、自社の強みや今後の展望、SDGsへの取り組みなどを聞いた。


 

さくがわクリニック 佐久川貴行 院長

さくがわクリニック 佐久川貴行 院長

長引く痛みに新治療

-治療法の特徴は?

当院では五十肩や首こり・肩こり、変形性膝関節症、スポーツ障害などさまざまな疾患に運動器カテーテル治療を行っています。直径1ミリほどのチューブ(カテーテル)を使い、血管を経由して患部に投薬することで、痛みの原因になっている異常な血管「モヤモヤ血管」を消すことが特徴。長引く痛みのあるところには異常な血管ができていることが分かっています。40歳以上になるとモヤモヤ血管を自然治癒する力が衰えていくため、長引く痛みが生じやすくなります。10~30代でも、スポーツや仕事で負荷をかけ過ぎた部位にはモヤモヤ血管ができやすいです。

(写図説明)さくがわクリニックの外観。同院はゆいレールの沿線、浦添前田駅近くにある
さくがわクリニックの外観。同院はゆいレールの沿線、浦添前田駅近くにある

-診察で大切にしていることは?

当院を訪れる患者さんはこれまでさまざまな治療を受けたが、なかなか改善せず、長引く痛みで心身ともに疲れ切っていることが多いです。まずは長引く痛みになった経緯を拝聴し、どこがどのように痛むのかしっかり確認することを重要視しています。この治療は、体への負担が少なく日帰りで手術ができます。離島から受診に来られてその日で手術を受け、当日お帰りになる方もいます。


-今後の目標は?

運動器カテーテル治療は、画期的な治療法だと思いますが、新しい治療のため認知度が低く、治療医も少ないため国内で治療を受けられる施設はまだほとんどありません。現状、自費診療(10割負担)のため、患者さんの負担も大きく課題は山積しています。ですが、口コミで患者さんも増えてきています。まずは地道に症例数を増やし、この治療法を広く県民の方に知ってもらいたい。従来の治療法に加え、もう一つの選択肢として利用していただければと思います。長引く痛みは労働のパフォーマンスを下げます。また、これまで診てきた患者さんの多くは、治療のために多くの時間とお金を費やしていました。長引く痛みで悩んでいる方の日常生活や経済活動の好転につながるお手伝いができれば幸いです。

浦添市前田1-11-1 1階
電話=098・877・5577
https://www.sakugawa-clinic.com/





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