[SDGsな取り組み40]33 県産セメント 廃棄物も原燃料に 琉球セメント(株)
2023/04/0133 県産セメント 廃棄物も原燃料に 琉球セメント(株)
屋部工場にあるセメント焼成設備。右手前の回転窯は1450度の高温で原料を焼き上げる
県内唯一のセメント工場=写真=を持ち、沖縄の住まいや街づくりに欠かせないセメント製造を手掛ける琉球セメント(株)。環境事業部次長の宮城幸一さんは「セメント工場は究極の資源リサイクル工場」と話す。
そもそもセメントの原料となる石灰石や粘土、けい石等は、すべて県産。加えて県内で排出される廃棄物は原燃料の代わりとして利用されているという。「例えば建築廃材や廃プラスチックなどは熱エネルギーとして、名護市や浦添市の焼却主灰は原料としてセメント製造過程で再利用されるという具合です。SDGsの観点からも地元に貢献できるよう取り組みを進めたい」と話した。
琉球セメント(株)
浦添市西洲2-2-2
電話=098・870・1080
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