【講演会】防災担当者向けに専門家が講演
2017/06/23規矩学長「予測は住民の協力も必要」
県防災危機管理課は2017年6月16日、消防や市町村の防災担当者らに向けた「防災対策講演会」を県庁内の危機管理センターで開いた。
地震防災研究者で、関東学院大学の規矩大義学長=写真=が講師を務め、土砂災害や液状化のメカニズム、防災方法について話した。「土砂災害などの危険箇所の予測は、行政だけでなく、そこに住む人々による監視などの協力が必要」。
災害への備えに対し、「空振りを恐れないで。住民の反応や経済的な問題などを総合的に考え、どう被害を減らすかが減災のひとつのかたち」と強調した。どこまでの被害に対策を施すか、グレードを決めることも示した。